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制服シンポジウム

  • 執筆者の写真: 市教組 一宮
    市教組 一宮
  • 2020年11月14日
  • 読了時間: 2分

2020年11月14日(土)、木曽川文化会館にて、「一宮市みんなの制服プロジェクトシンポジウム」が開催されました。市内全中学校の代表生徒・教職員・保護者のほか、2小学校の児童、市議会議員、制服販売店・制服製造メーカー・市内小学校保護者などが一堂に会し、新制服をどのようなものにしていきたいか話し合いました。


「全市で2年後から新制服を導入すること」は既定路線という感じで進んでいて、そこでの民主的議論を保障するつもりはないようです。(一宮市教組は、新制服の導入そのものには反対していませんが、コロナ禍での不要不急の事業であること、市長主導の色合いが強すぎることなどに抗議する申し入れを市教委に対して行っています。)


それはともかく、今日の話し合いはそれなりに有意義なものでした。生徒からは、現状の制服に対する不満や、新しい制服に対する期待が具体的に語られました。


特に多かったのが、リボン・ホック・ベルトに対する不満です。「あらかじめ形が固定されたリボンがいい」「ホックが外れないようにするか、なくしてほしい」「ベルトの素材をゴムにしてほしい」などの意見が出されました。他にも、ポケットの大きさやボタンの数など、実際に着ている生徒ならではの意見が多く出されました。


機能面とは別に議論のテーマの一つに上がったのは、統一性をどうするかという問題です。


市内一斉に同一の新制服に移行するというパターンは、来年度から移行する犬山市を除けば、県内では他に例がありません。通常は、新制服を導入したいという声が1つの学校で上がり、その学校独自の取り組みとして導入に向けた議論が進んでいきます。学校というのは、制服に限らずその学校の中で議論して物事を決めていくのが本来のあり方ですから、一宮市のように全市一斉で動くというのは、学校のあり方としてどうなのかという問題が生じます。


ある生徒からは、市内の学校で制服が異なると、転校した際に費用面で困るという意見が出されました。それに対して別の生徒や保護者から、「校章などをつけるようにしたらどうか。それなら、転校した場合でも上から貼るだけで済む」「ネクタイやリボンの色を変えたらどうか。学校の独自性が出せるし、転校した場合でも対応しやすい」といった意見が出されました。


民主的手続きという観点から問題があるとはいえ、全市一斉に新制服に移行するという流れはおそらく止まりません。今後は、校章・ネクタイ・リボンといった細かい部分で各校の独自性を出していく議論の中で、学校内民主主義が実践されることに期待したいと思います。

 
 
 

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